2022年7月、株式会社オーシャナは、和歌山県すさみ町にあるマリンアクティビティも提供している観光案内所「スサミトラベルカウンターFRONT110」にて、障がい者の本格的な受け入れ開始を前にモニターツアー実施支援を行いました。
すさみ町へ訪れた人に地域の魅力コンテンツを「案内する」という役割を担う「スサミトラベルカウンターFRONT110」
障がい者へのマリンアクティビティ提供を目指して
すさみ町ではサスティナビリティの観点から障がい者へのマリンアクティビティの提供もしていきたい思いがありましたが、ユニバーサルデザインのノウハウがなく、海水浴場の改修といったハード面の整備にまだ巨額な投資もできず、手をつけることができない状態でした。そこで障がい者向けの総合的なユニバーサルデザインの導入実績がある株式会社オーシャナ 代表・河本が、ハード面やソフト面、すべての観点から総合的にコンサルティングを実施しました。
モニターツアーではSUP体験を実施
「誰にとっても海での遊びや学びが日常となる」世界を目指して
モニターツアーには、手足に運動障害のある方に参加していただき、施設内の導線の確認や実際にクリアカヤックを体験したり、着脱のしやすいウェットスーツを着用してシュノーケリング・SUP・水中スクーターを体験しました。
モニターツアー後のフィードバックでは、障がい者の方ができる限り快適に施設を使うために、車いす専用の駐車場を設置することや、砂浜へのビーチマットの導入、誰でも使えるようなシャワーの設置、施設スタッフのお客様への指導方法など、さまざまな改善点も挙げられました。
水中が見えるクリアカヤック体験
すさみ町全体がユニバーサルデザイン化され、障がい者の方がどこでも自由に豊かな自然を満喫できるように、今後もすさみ町内外のマリンアクティビティ事業者と協力して、より多くの方を受け入れられるような体制を整えていく方針です。
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